- CASECは格安かつ家で受験できる次世代型の英語テスト
- 出題問題の配置がとくに特徴的
- 安く気軽に英語力を定期的にチェックしたい人にオススメ
「英語力の伸びをチェックしたいけどテストは高いし…」
「TOEICじゃないテストで英語力を測ってみたい…」
「気軽に家でできたら最高なんだけど…」
そんな悩みを抱えていませんか?
結論から言うと、CASECは上記のような悩みをお持ちの方にもっともオススメできるテストです。
何よりも格安かつオンラインで受けられるテストなのが特徴
TOEICは会場まで足を運ぶ必要がありますし、IELTSやTOEFLは受験料が高額…英語を勉強する中で定期的に現在地を確認するのは、長く続ける上でも非常な重要な要素です。
情報発信する上で私も受験してみようと考えていますが、今回は取り急ぎCASECを何度もリピート受験されている大野さんにインタビューをして記事を作成しました。
知名度が高くないからこそ、リピーターの意見は貴重!
この記事を読むメリット- CASECの基礎内容を網羅
- 自分の用途に合っているかどうかわかる
- 私とリピーターの方で共同執筆
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CASECとはどんなテスト?試験概要や使える用途について解説
CASEC (キャセック)とは、Computerized Assessment System for English Communicationの略で、株式会社教育測定研究所が開発・運営する英語コミュニケーション能力判定テストです。- 受験費用が安い
- 試験時間が短い
- 24時間いつでもオンラインで受験可能
- 終了後すぐに結果を表示
上記のような特徴があり、その利便性から日本国内の大学や企業内の英語力判定に近年導入が増えてきている英語試験です。
CASECのテスト概要
まずはCASECのテスト概要を見ていきましょう。CASEC | |
運営団体 | 株式会社教育測定研究所(JIEM) |
受験料 | 3,667円(税込)/ 1チケット |
試験時間 | 平均試験時間 約40分~50分 |
受験形式 | オンライン |
問題数 | リーディング:計32問 リスニング:計28問 |
テスト構成 | 2技能(リーディングとリスニング) リーディング:語彙4択 リーディング:表現4択 リスニング:大意把握4択 リスニング:詳細把握書き取り(ディクテーション) |
出題単語 | 日常会話からビジネスまで専門用語もある |
スコア | CASEC Total Score:1000点満点 TOEIC・TOEFLスコア、英検級目安も表示 スコアは2年間有効 |
CASEC最大の特徴と言えば、オンラインで24時間いつでも受験可能な受験形式です。
他の英語試験と異なり、開催期間に合わせた申し込みや必要書類準備などの手間がありません。
クレジットでの支払い限定ですが、支払い完了後すぐに受験可能、試験終了後すぐに結果が分かるというスピード感が魅力
受験料も1チケット3,667円(税込)と資格試験の中でも断トツの安さです。この受験形式と価格設定から、圧倒的に受験しやすい英語試験となっています。
出題方法・採点方法
他の英語試験と比べ、CASECは出題方法・採点方法も特徴的。従来の英語試験は、すべての受験者が同じ出題を解き、正解数と配点の合計からスコアが計算されます。
普通なら前半は点数の低いやさしい問題が並び、広範に難しく配点の高い問題が並ぶというイメージ
CASECは上記のような従来の出題方法ではなく、受験者の解答の正誤から理解度のレベルを測り、個人の英語力に合わせた問題が出題されます。具体的に言うと、正解を続けると問題の難易度が上がってゆき、不正解をすると難易度の低い問題が出題されます。
テスト結果は合格・不合格ではなく1000点満点のスコア形式で採点され、各セクション250点ずつの配点
従来のテストのように正答数に応じてスコアが決められるではなく、問題の難易度と各問題に対する正答誤答のパターンから受験者の理解度を推測しスコアに換算する、CASEC 独自のスコアリング方法です。
試験結果
受験終了してすぐに試験結果が表示される点もCASECの特徴のひとつです。他の英語試験では結果を入手するまでに数週間の時間を要しますが、CASECはすぐに結果が表示されます。
表示される内容
各セクション毎のスコア
トータルスコア
TOEIC・TOEFL換算時目安スコア
英検級目安
学習へのアドバイス
詳細なスコアレポートや履歴書添付用スコアもpdf 形式で即時ダウンロード可能なので、英語力の把握や今後の学習、就職活動等に活用できます。
CASECの難易度
CASECは個人の理解度に合わせた出題がなされるため、従来のテストとの難易度の比較は難しいのが正直なところです。公式サイト記載のCEFRスコア対比では、測定できないセクションもありますが、やや簡単な傾向なのがわかります。
CEFR(セファール):ヨーロッパ全体で外国語学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドライン
CEFR | TOEFL iBT | 英検 | TOEIC L&R | IELTS |
---|---|---|---|---|
C2 | – | – | – | 9.0-8.5 |
C1 | 95-120 | 1級 | 945-990 | 8.0-7.0 |
B2 | 72-94 | 準1級-1級 | 785-940 | 6.5-5.5 |
B1 | 42-71 | 2級-準1級 | 550-780 | 5.0-4.0 |
A2 | – | 準2級-2級 | 225-545 | |
A1 | – | 3級-準2級 | 120-220 |
一番下はA1から最高レベルのC2まで区分されています。
個人の感想としては、問題自体の難易度やテスト構成はTOEICと同等です。
しかし、受験形式、出題数、受験環境という面で、TOEICと比較すると、CASECの方が圧倒的に自身の英語力を発揮しやすいと感じました。
下記にTOEICと比較した際のCASECの優位点をまとめます。
CASEC | TOEIC(L&R) | CASECの優位点 | |
---|---|---|---|
試験時間 | 平均試験時間 約40分~50分 |
2時間 | 試験時間が短く集中が続く |
受験形式 | オンライン | マークシート | 試験会場へ出向く手間がない ネット環境でさえあれば、自分の好きな環境、時間に受験可能 マウスとキーボードで操作性よく解答可能 誤回答入力のケアレスミスが少ない リスニング問題にヘッドセット等使用可能 画面に表示されない、音声が流れない等の不備があった際は、中断し再度同じ問題から解答可能 |
問題数 | リーディング 32問 リスニング 28問 |
リスニング 100問リーディング 100問 | 問題数が少なく全問に集中して臨める 理解度に合わせた問題が出題されるため、難易度の高く理解できない問題に集中力を奪われることがない |
テスト構成 | 2技能リーディング 40分リスニング 37分 | 2技能リスニング 45分リーディング 75分 | リスニング問題も含め、自分のタイミングで解答 次の設問へ進める為、他の受験者を待たずテンポよく集中した状態で解答が出来る |
CASECでは、取得したスコアをTOEIC・TOEFL・英検目安へ換算した結果も表示します。
過去4回の受験を行い、初回受験の際はCASECのテスト形式にも慣れずスコアが低く、TOEIC換算スコアはマイナス150と誤差がでました。
テスト形式に慣れた2回目以降は、マイナス15以内という精密さで換算された
このことからも試験自体の難易度はTOEIC同等と言えます。
個人の感覚では、解答方法にディクテーションがあったり、ビジネスシーンに関係する出題がやや多かったりしたように感じたので、社会人受験者にはより問題への親和性が高い英語試験となっていると感じました。
CASECスコアの使用用途
CASECは他の試験と比べるとまだまだ認知度が低く、日本国内限定の英語試験なのでスコアの用途は多くありません。しかし、日本国内の大学や企業内の英語力判定に近年導入が増えてきており、就職活動等で明示できる資格試験の一つです。
CASECの圧倒的な受験のしやすさから、短期間で複数回受験が可能
そのため、短期留学や英語研修前後で英語力を比較したい個人・企業・団体などから、積極的に活用されはじめている英語試験です。
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CASECの問題内容・配点・問題数
CASECで問われる技能はおおまかにリーディングとリスニング。その中でも4つのセクションに分割することが可能です。
リーディング(語彙)
問題形式 | 空所補充 |
解答形式 | 4肢択一 |
問題数 | 16問 ※テストの品質維持・向上のため、各セクション1~2問ずつ採点されない問題がある |
配点 | 250点 |
解答時間 | 1問60秒 ※解答選択後自分のペースで次の問題へ進めます |
問題内容 | 日常生活・学校生活・ビジネスの場などに密着したシチュエーションの中で実際によく使われる、語彙の知識 |
サンプル | 20 単語程度の1 文、もしくは、各10単語程度の話者A,Bの会話2文の中に空欄が一か所あり、空欄にふさわしい単語を表示されている4択の中から選択 |
英語試験でよくある単語の選択問題です。
過去に英語試験を受けたことがある人であれば、戸惑うことなく解答ができます。
リーディング(表現)
問題形式 | 空所補充 |
解答形式 | 4肢択一 |
問題数 | 16問 ※テストの品質維持・向上のため、各セクション1~2問ずつ採点されない問題があります。 |
配点 | 250点 |
解答時間 | 1問90秒 ※解答選択後自分のペースで次の問題へ進めます。 |
問題内容 | 日常生活・学校生活・ビジネスの場などに密着したシチュエーションの会話の中で、実際によく使われる表現の知識及びその用法 |
サンプル | 状況を説明する1文、話者A,Bの5行程度の会話文の中に空欄が一か所あり、空欄にふさわしい表現を表示されている4択の中から選択します。 |
- 日常会話で使われる慣用句が多く出題される
- 似通った意味の4択の中から、会話の文脈にあったものの選択を問われる
「表現の知識及びその用法」なので、出題は話者A,B間の会話に特化され、解答も口語で使用される表現を問われます。
リスニング(大意把握)
問題形式 | リスニング |
解答形式 | 4肢択一 |
音声再生回数 | 1回 |
問題数 | 17問 ※テストの品質維持・向上のため、各セクション1~2問ずつ採点されない問題があります。 |
配点 | 250点 |
解答時間 | 1問60秒 ※解答選択後自分のペースで次の問題へ進めます。 |
問題内容 | 日常生活・学校生活・ビジネスの場などに密着したシチュエーションの会話やニュース・機内放送などを聞き、その内容の大意理解 |
サンプル |
問題文1文が表示され、話者A,Bの会話が1度流れます。 その後、選択肢が表示されるので、ふさわしいものを4択の中から選択します。 |
- 音声は1度しか流れない
- 音声の再生終了後にしか解答の選択肢は表示されない
- 具体的な会話内容を問われる問題同等に、リスニング内容をサマライズさせる趣旨の問題多い
会話を聞き質問内容に適切なものを選択する、英語試験経験者には違和感なく取り組めるセクションです。
ただし、「内容の大意理解」を問われるため、Why・Whatで具体的な会話内容を問われる問題同等に、リスニング内容をサマライズさせるような趣旨の問題が多いのが特徴
音声は一度しか流れず、解答の選択肢は初めから表示されるのではなく、音声の再生終了後に表示されます。そのため、解答の選択肢からリスニング問題の内容を推測できない点に注意が必要です。
リスニング(書き取り)
問題形式 | リスニング |
解答形式 | ディクテーション(書き取り) |
音声再生回数 | 3回 |
問題数 | 11問 ※テストの品質維持・向上のため、各セクション1~2問ずつ採点されない問題があります。 |
配点 | 250点 |
解答時間 | 1問120秒 ※解答選択後自分のペースで次の問題へ進めます。 |
問題内容 | 日常生活・学校生活・ビジネスの場などに密着したシチュエーションの会話などの多い情報の中から、コミュニケーションをはかる為の、または、内容理解のキーポイントとなる具体情報の聞き取り |
サンプル |
話者Aの1文、もしくは、話者A,Bの会話2‐3行の間に、1~4か所程度の空欄があります。 表示されている問題と同じ内容の音声が流れるので、空欄に当てはまる単語を聞き取り、キーボードから直接入力します。 |
- 解答形式がディクテーション(書き取り)
- 音声再生回数は3回と多い
- 出題の話者が英語圏でない問題もある
- 前後の単語がくっついて聞こえる問題もある(リンキング)
- スペルを間違いやすい単語が出題される
前セクションの大意把握とは逆に、詳細(単語)を正確に聞き取る能力を測られます。
キーボードからの直接入力なので、リスニング能力に加えスペリングの正確さも同時に問われる
話者がインド英語の問題があったり、問題の前後の単語がくっついて聞こえる(リンキング)、スペル間違いしやすい単語が出題されたりするので注意が必要です。マークシート形式の試験に慣れている方には、初回受験時スコアが落ち込みやすいセクションかもしれません。
解答形式に慣れさえすれば得点が伸びやすいセクションだとも感じる
- 会話の内容を把握する必要はなく、問題文の空欄箇所を何と言っているのかさえ聞き取れれば解答ができる
- 問題文が短く聞き取りに集中できる
- 音声が3回と多く流れるので聞き取りのチャンスが多い
- 1問120秒と長く入力に手間取っても十分な時間がも設けられている
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CASECはどんな人が受けるべき?
結論から言うと、CASECが一番輝く用途は「英語力のチェック」です。というのも、TOEICの半額程度で受験できる安さだけでなく、オンラインで気軽に受験できるためです。
テストの構造上、対策がしにくい点を考えても本質的な英語力を測りやすい
それでは、具体的に3つの特徴を解説します。英語力の伸びを確認したい人
試験の開催期間に関係なく自分の都合に合わせていつでもリーズナブルに受験ができるCASEC は、英語力の伸びを測定したい人にオススメ。留学や短期英語プログラムに参加する際など、事前・事後にタイムリーに受験することが可能なので、そのスコアの比較からどの程度英語力がついたのか確認するのに適しています。
他の英語試験は、開催日時に合わせて来場し受験をするという時間・場所の制約がある
仕事の休みを利用して受験する場合が多い社会人の方には、オンラインでいつでも好きな時に受験できるCASECはオススメできます。
留学準備をしている人
海外留学で英語圏の大学・大学院を検討している方は、英語力の証明に国際基準の英語試験TOEFLやIELTSのスコア提出が求められることが多いです。TOEFLは、1回の受験料が高額なので、気軽に何度も受験できる価格設定ではありません。
その点CASECは、価格が1回3,667円とリーズナブルな価格設定
CASECはスコアをTOEFL目安スコアへ換算して結果表示するという特徴があるので、TOEFL本番の試験を前に力試しとして利用するのがオススメです。
英語学習のモチベーションを保ちたい人
語学学習には終わりがなく、常にモチベーションを高く持つのは難しいもの。そこでCASECを、具体的な数値での目標を掲げ自己学習のモチベーションを高く保つために利用するのはオススメです。
TOEIC等の他の英語試験でもいいのですが、知名度が高い英語試験は傾向と対策が既にねられている参考書が多くあり、複数回受験するとスコアを上げるテクニックがついてしまう
その点CASECは、ユニークな出題方法、ディクテーションという新しい解答方法、試験対策教材がない解くなどの特徴があります。つまり、新たな視点から自分の英語力を判定できるので、すでに英語学習を続けTOEICにマンネリを感じる方に特にオススメ。
CASECを複数回利用すると、マイページから過去の受験来歴を一覧で見れる
過去の各セクション・トータルスコアが参照出来るだけでなく、平均点・最高点・最低点や過去受験分の学習のアドバイスも参照可能です。実績が確認できる点や、新しいタイプの試験に挑戦するおもしろさも、モチベーション維持に役立ちます。
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CASECとは?に関連するよくある質問
CASECはお試し受験ができますか?お試し受験はできませんが、公式のガイドツアーにて独自の出題形式を試すことができます。
CASECは調べながら受験できるのですか?理論的には可能ですが、調べながら受験をしたところでスコアが上がるとは限りません。
さらに、CASECの性質上カンニングをして受験するメリットは正直ないです。
CASECに過去問はありますか?市販の過去問は一切ありません。
CASEC向けの単語帳はありますか?ありません。
多くの人は別テストの単語帳を使って勉強しています。
CASECでは全員同じ問題を解くのですか?いいえ、CASECは個人の英語力に応じて出題問題が変わります。
たとえば、正解を重ねれば問題が難しくなり、不正解を重ねると簡単になっていく仕組みです。
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